蜂の子はどんな味がする？

蜂の子は、高級珍味として人気の食べ物です。市販されている蜂の子は濃い味付けのものが多いですが、蜂の子本来の味はとても淡白で自然な甘味があります。
蜂の子は、幼虫やサナギといった蜂の成長段階によって味や食感が異なります。また、蜂の種類によっても味に違いがあります。

淡白で自然な甘味がある

蜂の子の見た目は虫そのものであり、あまり美味しくなさそうに感じる人もいるかもしれません。しかし、蜂の子には淡白な味わいがあり、とても美味しい食材です。
蜂の子の味は、「卵焼きのような自然な甘味」「ナッツのような風味」「クリーミーでほのかに甘い」などと表現されます。

成長段階によって味に違いがある

蜂の子は蜂の幼虫やサナギです。蜂の子製品には、幼虫・サナギ・成虫に近い個体などのさまざまな成長段階の蜂が含まれています。
蜂の子は、蜂の成長段階によって味に違いがあります。

(参考URL)
蜂の子はどんな味がする？
https://www.sazoo-aq.org/02meet/02sublinks/grizbear.html
実は美味しい蜂の子
https://meteorserver.org/i.html

幼虫の内臓にはクセがある

蜂の幼虫には、黒い内臓部分があります。内臓には幼虫の排泄物やエサの昆虫の殻が入っており、独特の苦味とジャリジャリとした食感があります。
そのため、幼虫は調理前に内臓部分を取り除いたほうが美味しく食べられます。幼虫の内臓部分は、いちど茹でてから包丁で切り込みを入れ、指で押し出すようにするときれいに取り除けます。

サナギはクセがなく美味

幼虫は、サナギになる前に内臓部分に溜まっていたものをすべて排泄します。そのため、サナギの段階の蜂の子には黒い内臓部分がなく、不快な食感やクセもありません。
サナギは幼虫に比べて食感がなめらかで、クリーミーな味わいがあります。蜂の子の中でサナギが一番美味しいという人も多くいます。

成虫にはサクサクとした食感がある

蜂の子の中には、成虫に近い個体も混ざっています。成虫に近くなると表面の殻が出来上がり、サクサクとした食感が生まれます。成虫に近い個体の食感と味は、小エビやエビの尻尾によく例えられます。
成虫に近い個体には幼虫やサナギのようなクリーミーな味わいはありませんが、独特の食感で蜂の子の風味にアクセントを加えます。

蜂の種類が違うと味も微妙に異なる

現在蜂の子として主に食べられているのは、クロスズメバチ・オオスズメバチなどのスズメバチ類やミツバチです。
蜂の子の味は、蜂の種類によって微妙に異なります。

一番大きいオオスズメバチの蜂の子は、味が濃厚で最も美味とされています。次いで、最も一般的に食べられているクロスズメバチが美味とされます。キイロスズメバチは同じスズメバチ類ですが、これらよりも味が劣るとされています。
ミツバチは、スズメバチ類よりも肉が柔らかいのが特徴です。

蜂の子にはさまざまな調理法がある

蜂の子は、古くから貴重な食材として利用されています。蜂の子には淡白な味わいがあり、さまざまな味付けによく合います。

蜂の子は、佃煮や甘露煮などの濃い味付けの料理が有名ですが、シンプルな炒め物や揚げ物も人気の食べ方です。蜂の子のから揚げやバター炒めは、蜂の子本来の自然な甘味を味わえます。
蜂の子は、味付けしていない未加工のものも通販などで購入可能です。そうした蜂の子を入手した場合は、蜂の子の味を楽しむためにさまざまな調理法を試してみましょう。

蜂の子は、高い健康効果があることで有名ですが、味も優れた食材です。
健康に役立つ美味しい蜂の子を、いちど食べてみることをおすすめします。

(参考URL)
蜂の子の料理方法
http://www.schroonlake.org/02.html
蜂の子の佃煮とアレンジレシピ
http://nenga.eek.jp/tsukudani.html